ジャンボフェリー「りつりん2」乗船記
高松港(香川県)→坂手港(小豆島)→神戸港
乗船時期:2014年5月
  • 四国の高松港から神戸港までジャンボフェリー「りつりん2」(3,638GT)に乗りました。乗船したのはGWの午後便(14:30発) この航路は、中距離フェリー(100km〜300km)になりますが、瀬戸内海の他の中長距離航路と違った独特の作りになっています。船体は船首部分にハウス(客室の建物)が集中し、客室は椅子席と2等の絨毯敷のみです。瀬戸内海西部の中距離フェリー小倉〜松山が夜行便で長距離フェリーのミニ版になっているのに対して、本航路は短距離フェリーのビック版のようなイメージです。
  • 高松港のターミナル。 昔の運航会社の加藤汽船の名前が残っている歴史を感じる建物です。
  • ターミナルの中は綺麗で広く、売店や簡単なものを食べられる場所もあったと思います。
  • 乗船券。高松〜神戸が1940円と大変安いです。
    途中の寄港地の小豆島から神戸までの乗船客も多く、GWのこの日は超満員だったため、高松〜神戸の乗客には神戸まで行く代替バスを利用しないか?との案内も行われていました。
  • ジャンボフェリーの車両甲板は2層で、船尾から船内になる下のデッキに。船体中央の右舷側から屋根なしの上のデッキに積み込みします。
    完全に屋根のないデッキに車両を積み込む瀬戸内海の中長距離フェリーはここのみです。
  • 出港30分前の14:00に乗船開始になりました。GWの超満員ということもあり、乗船口にはたくさんの人が並んで待っています。徒歩と車両での乗船開始では、徒歩より車両での乗船開始が少し早かったです。
  • 船内図。乗船口のフロアを中心として1F〜4Fと呼んでいます。
    2F前方は椅子席(今回の便では全席予約席)、3F前方は女性専用の椅子席、3F後方は2等室(カーペット敷)、4F後方に一部2等席のようなもの。4F前方がブリッジです。また、1Fと2F後方がトラックのドライバーズルームになっていて、ベットがあります。この1Fの部屋の一部が夜行便では1名個室になるようです。
    パブリックスペースでは2Fに売店と軽食コーナー、浴室(男性用)があります。女性用のシャワールームもあるようです。
    船内について詳しくは、こちらをご覧ください。
  • 2F前方の椅子席。今回はすべて予約席です。
    左半分が高松〜神戸の乗客。右半分が小豆島〜神戸の乗客用として、高松出港時は右半分は開放されていません。
  • 売店コーナー
  • エントランス付近
    この日はGWで超満員のため、臨時2等席として、エントランスの通路にもゴザがしかれて客室化しています。このときは少ないですが、小豆島を出港するとビッシリと人で埋め尽くされました。
    瀬戸内海航路の長距離フェリーではみかけなくなった臨時2等席ですが、専用のゴザもあり日常的に行われているようでした。その代わり、満席になって乗船できなくなるという心配が少ないのはいいですね。
  • 臨時2等用のゴザ。
  • 4Fの2等のようなスペース。階段部分にあるテレビ画面には前方の風景が出ていました。
  • 最近、エレベーターも設置されたようで、船内を階段で移動しなくてもいいようになっています。
  • 乗船した約1ヶ月前に発生した韓国でのフェリー事故の影響もあってか、この日は高松出港前に海上保安官が船内を見て回っていました。
  • 「りつりん2」は高松をほぼ定刻の出港。見える上部の車両甲板はまだ余裕がありました。
  • 最上階となる4Fの上にも出ることができ、360度見渡すことができる展望デッキがあります。
    このようなスペースはいいですね。
  • 高松を出港して1時間ほどで小豆島坂手港に寄港します。小豆島が近づいてきました。
  • 小豆島の坂手港は元々、関西汽船が1万トンクラスのフェリーで使っていた場所なので、岸壁がしっかりとしています。
  • 小豆島では、乗船口からずらっと長蛇の列がターミナルの外までずっと続いています。ざっと数えて数百人でしょうか。。。車両の数はそんなに多くないのですが、旅客の数が非常に多いです。
  • 2等室は、中央が高松〜神戸用。両サイドが小豆島〜神戸用になっていました。両サイドのエリアも開放されてもそれ以上のたくさんの乗客が乗り込んできます。
  • 東これだけの数の乗客がさらに乗り込んで超満員で小豆島を出港。
  • 通常、中長距離フェリーは出港後は安全のため車両甲板は立入禁止になるのですが、航海中も解放されていて出入りできました。車両甲板から客室のあるハウス。改造を繰り返している本船は左右非対称な歪な形をしています。
  • 小豆島を出港して東へ進み、瀬戸内海では広い播磨灘を明石海峡方向に進みます。この辺りでは周りに島も見えないエリアです。そして、神戸入港1時間半ぐらい前に明石海峡を通過します。明石海峡大橋の下を通るため、橋を見ようと多くの人がデッキに出てきます。
  • 明石海峡大橋の下で名門大洋フェリー第1便の「フェリーきたきゅうしゅう」(大阪南港→新門司)とすれ違いました。
  • 明石海峡大橋を通過して、混雑する大阪湾内を神戸港に向けて進みます。
    日没が近くなり、徐々に暗くなってきました。
  • 今度は、泉大津からの阪九フェリー「やまと」(泉大津→新門司)とすれ違います。
  • 神戸港内に入ると左手に三菱重工業神戸造船所と川崎重工業神戸工場があります。日本の潜水艦を建造しているこの場所では、潜水艦を見かけることがあります。