東京から福岡市に直接移動するフェリーはありませんが、北九州までのフェリーや関西経由など、旅を楽しみながら行く方法があります。2021年7月には神奈川県横須賀から福岡県北九州までを21時間で結ぶ大型高速フェリーが新たに就航しました。東京〜福岡の移動はLCCでもあまり安くなりませんので、船旅をするチャンスです。関西経由であれば、揺れることのない多島美の瀬戸内海を進みます。

ここで紹介するのは下記の5パターンの行きかたです。
1.東京〜横須賀〜【東京九州フェリー】〜北九州〜福岡
2.東京〜【オーシャン東九フェリー】〜北九州〜福岡
3.東京〜大阪〜【名門大洋フェリー】〜新門司〜福岡
4.東京〜泉大津〜【阪九フェリー】〜新門司〜福岡
5.東京〜神戸〜【阪九フェリー】〜新門司〜福岡

※ここに掲載した時刻や運賃は、最終更新時点のものです。その便があること、乗り換えで間に合うことを保証しているものではありません。特にコロナ禍で変更が生じる場合がありますので、実際にご利用の際は、事前に最新の時刻や運賃をオフィシャルサイト等で確認して下さい。

最終更新:
1.東京〜横須賀〜【東京九州フェリー】〜北九州〜福岡
2021年7月にできた新しい東京九州フェリー「はまゆう」での行き方です。2で紹介するオーシャン東九フェリー(東京〜徳島〜北九州)では2泊3日の航海でしたが、神奈川県の横須賀から福岡県北九州まで、大型高速フェリーでわずか21時間で到着できます。2021年に建造された新造船で船内設備も充実していて、レストランや露天風呂まであります。出航時刻は深夜0時前ですので、仕事が終わってから移動しても間に合います。到着時刻は翌21時ごろになり、その日のうちに移動できる範囲は限られるのが欠点です。日曜日を除く毎日の運航です。

【東京から福岡へ向かうスケジュール(金曜日出発)例】(2021年7月現在)
品川駅21:39→(京急)→22:25横須賀中央駅→(徒歩15分)→22:40横須賀港23:45→(フェリー)→翌日21:00北九州(新門司港)→(連絡バス)→21:50小倉駅22:07→(新幹線)→22:27博多駅
東京を夜に出発しても間に合う時間で、金曜日の仕事が終わってから移動することもできます。翌日夜に新門司に到着し、小倉駅までは連絡バスがあります。新幹線を使用すれば福岡だけでなく、熊本・鹿児島までもその日のうちに移動できます。

【福岡から東京へ向かうスケジュール(金曜日出発)例】(2021年7月現在)
博多駅21:40→21:58小倉駅22:10→(連絡バス)→23:00新門司港23:55→(フェリー)→翌日20:45横須賀港→(徒歩15分)→横須賀中央駅21:18→(京急)→22:07品川駅

福岡を夜に出発しても間に合います。新幹線などを使えば、九州各地を夕方以降の出発でも間に合います。横須賀への到着は夜20:45ですが、その日のうちに東京周辺まで移動することができます。

2021年7月現在の料金は、通常期(期間A)にフェリーがツーリストA(ベッドの相部屋)で12,000円。小倉駅〜博多駅が新幹線で2,160円、品川〜横須賀中央が650円の合計14,810円。門司駅から博多駅までの移動を快速電車にした場合、1時間長くかかりますが1000円ほど安くなります。直前でもこの値段で手荷物での追加料金もなくLCCと遜色ない料金になっています。

※ここに掲載した時刻や運賃は、作成時のものです。その便があること・乗り換えが間に合うことを保証しているものではありません。実際にご利用の際は、事前に最新の時刻や運賃をオフィシャルサイト等で確認して下さい。