「SILJA SERENADE」

ストックホルム(スウェーデン)〜オークランド諸島〜ヘルシンキ(フィンランド)
乗船時期:2018年9月
    • プロムナードの両側には多くの店があります。約半数がレストランなどの飲食店です。本船のメインのレストランとなるグランドビッフェは1つ下のデッキにありますが、それ以外の飲食店はここに並んでいます。
    • プロムナードの最後尾もレストラン
    • 船内でもっとも安価なレストランがサンドイッチなどを売っているFAST LANEです。
    • レストランだけでなくカフェもあります。
    • 残りの店は物販になりますが、日本のフェリーの船内のようなお土産品だけでなく、洋服まで売っている店もあります。買う人いるのかな…。
    • 子供向けのおもちゃや洋服の販売店も。
    • プロムナードは、7デッキから上が吹き抜けになっています。場所によっては最上階の12デッキ部分もガラス張りで空が見えています。このプロムナードに面した窓のある客室のクラスが「プロムナード」です。窓なしのBクラスとの違いはこの吹き抜けが見える窓があること。私のような景色の見たい人であれば、あと1ランク上にしてAクラスで外を見たいです。
    • プロムナード
    • 客室の通路です。両舷に通路があります。通路の両側に海側の客室とプロムナード側の客室です。
    • 今回乗船した客室は、海側の窓がありAクラスです。A/B/Cと名前がつくのはベーシックな部屋で、豪華なものはもっと上のクラスがあります。最大4つのベッドがあります。日本のように部屋によって人数が決まって貸切料金がかかるのとは違い、ベーシックな部屋はすべて最大4人部屋ですが、1〜4名で専有できます。
    • 部屋の入口側にデスクとハンガー、それにシャワー・トイレ・洗面台があります。客室内はリニューアルをしていて、船齢のわりに綺麗です。
    • シャワー・トイレはリニューアル対象外なのか、すこしだけ船齢を感じます。トイレは日本の船にはない真空式で飛行機のようです。バスタオルもありました。なお、クルーズとして往復乗船するときは、タオルの交換やベッドメイキングはありませんのでご注意ください(その分安い)。
    • 本船の外部デッキは、最上階の12デッキと、プロムナードがある7デッキの外周です。写真は7デッキの外周で、救命胴衣もここに置かれています。このデッキの欠点は、左舷側は喫煙場所にもなっているので、たまにタバコくさいことです。
    • 本船には救命ボートも積まれています。あまり外洋にでる航路ではないですし、日本の基準では救命いかだになりそうですが、国際航路だからか、本船は救命ボートがあります。
    • 膨張式救命いかだも積まれていますが、少々積み方が??でした。ルールがないのかわかりませんが、海に対して垂直な方向を向いています。日本だと転がして落下させるためにこの向きに積むことはありませんね。
    • それだけではなく、すぐに落下箚せられないような場所に積まれているものも。オフシーズンで満員にならないからかもしれませんが、驚く積み方でした。
    • 7デッキの外周のデッキはぐるっと1周まわることができます。船首部分も半分室内ですが通過できます。目の前に船首に設置されたレーダーが見えます。
    • 船内で上下の移動をする中心は、船首・船尾の左右両舷に各3台の合計12台あるエレベーターです。日本のフェリーだとゆっくりと動くタイプが多いですが、このエレベーターは陸上のものと同じ速い速度で移動できるものでストレスがありません。
    • エレベーターの横には大きな階段があります。船首・船尾の左右両舷にあります。エレベーターが便利なのでここまで広くなくても支障ないですが、避難経路にもなっているので広い階段なのでしょうか。
    • エレベーターホールの横には窓のあるソファがあります。インサイドの客室でしたら、ここまで来て外を見るという方法もあります。
    • スウェーデンとフィンランドには1時間の時差がありますので、船内の時計は両方の時刻が表示されるようになっています。アナログ式の時計には短針が2つありました。
    • エレベーターで昇ることができる最上階の12デッキも外部デッキになっています。Deck Barと書かれていますが、普通にデッキです。デッキに酒類を販売している場所がありましたが、営業時間は短く大半の時間は閉まってました。
    • 船首・船尾以外の部分のデッキには窓があり風が弱くなっています。ベンチとテーブルがありくつろげるようになっています。寒い北欧ですのでくつろげるのは夏だけだとは思いますが。
    • 右舷側には子供向けの場所もあります。これとは別に大きなキッズルームもあるようです。このキッズルームも日本のフェリーではないような大きなものになっています。
    • このデッキの特徴は、前が見える船首部分のデッキまで行くことができることです。ブリッジの下をくぐって前に行けます。
    • 前方が見えるデッキです。本船はハウスが大きく高いため、船首の端はここから見えず、そのまま海面を見下ろす船尾で見えるような景色になります。このデッキは、強風時だけは閉鎖されているようで、復路の深夜だけは閉鎖されていました。
    • 12デッキの中央部分はガラス張りの室内のデッキです。寒い冬季のためのものでしょうか。このあたりの冬季はほとんどが夜で、昼の数時間しか日が出ませんので、夜間航海になるとは思うのですが。