長江を渡る航路 (後編)

中国・上海近郊 (崇明島→石洞口)
乗船時期:2010年5月
  • 崇明島からの帰りは、石洞口までのフェリーに乗船しました。
    宝楊路から崇明島までの高速船の前編はこちらをご覧ください。
  • 今回のフェリーの運賃は12元(=約170円)
    1時間以上かかるフェリーでこの値段は嬉しいです。
    帰りも到着時間を書いたような時刻表がなく何時に着くのか分かりませんでした。実際には1時間半でした。
  • 待合室には多くの人がいます。
  • 乗船開始になると、桟橋まで結構長い距離を移動しました。
    乗船したフェリーは「崇明10」(CHONG MING 10)
  • 人道橋から乗船。
    このフェリー、結局最後まで誰が船員か分かりませんでした。
    もちろん制服もなく、立入禁止の場所があってもみんな平気で行き来しているので誰が船員なのか…。救命設備の表示もほとんどなかったので沈むときは危ないですね。
    デッキ上には船員用の炊事場があったりします。
  • 船内は1デッキで、座席はすぐに満席になります。
  • 基本はデッキが客室のようで。右舷の前側のデッキの場所を確保しました。デッキでの船旅にはいい季節です。
  • ここは川ですが、波が結構高いです。
    瀬戸内のような島が無いのでそのまま風が波になってしまうのでしょうか。
  • 入れ替えで入ってきたフェリー、本船が出航するのを待っています。
    川ですので潮が満ちるときは結構な速度で上流に流れがあって、それを利用して横移動していました。
  • 出航したら広がるのは、果てしなく大きな黄土色の川です。
  • 天気は穏やかな日でしたが、船首では波をよく叩いていて、車両甲板の上にもバンバン波がやってきます。
    この写真よりどんどん波が高くなり、次々と波をかぶって、前のほうの車は普通に洗車状態です。
    右側にある係船設備の場所も波が流れていて、高い波の時は写真をとっているデッキにまで水しぶきがきました。
  • 「川」ですが巨大船が平気で航行しています。VLCCも見かけました。
  • 下流の長江には、川岸から沖に飛び出した桟橋があって、大型船がずらりと並んでいます。この並びの一角に、下関からの上海行フェリーの岸壁があるようです。
    阪神からの上海行フェリーとは大きく場所が違うので注意が必要です。
  • 船員が誰か不明のまま、着岸前でも次々と乗客が車両甲板に降りていきます。
    岸壁に前まですーっと見事な操船でやってきましたが、本船スラスターが無いようです。(こっちではスラスターのある船をみかけませんでした)
    もやい綱を1本とると何度も船体を前後に動かしながら時間をかけて着岸しました。
  • 岸壁に着くと、もやい綱での固定が終わる前に、タラップからみんなダッシュで下船して、人だけでなく固定してない船首から車もダッシュで下船していきました。