• 紅白の吹流し

  • 接近した船を警戒するエスコートタグ
    (後ろは本船)

狭い海峡や内海を航行する巨大船や大型タンカーは安全のために、本船の前方を先導し安全を確保するエスコート船を配置します。エスコート船には、エスコートを専門とするエスコート船のほかにタグボートが行うこともあります。

これらの船は法的に義務付けられた海域でエスコート業務を行う時に必要なエスコートの許可を持っており、船体に表示板が付いています。瀬戸内海のタグボートの場合大手各社のタグの多くはエスコートの許可を持っています。
エスコートを行っている船舶は、マストに紅白の吹流しを揚げています。
本船に付くエスコート船の数は通常1隻ですが、水島航路を航行するVLCCなどには2隻付く場合があります。

エスコート船は、本船の前方を航行し、常時無線で本船に、他船や漁船、気象の状況などを報告し、本船からの指示を受けて、支障となる可能性のある漁船や他船にVHFやスピーカーで大型船が来ることや進路を空けてほしいことなどを呼びかけていきます。また、本船のパイロットに代わって 各海峡を管制しているマーチスとの連絡を行うことも多いです。

また、エスコートと似たような業務として、港に出入港する本船を支援するタグボートが、港の入口から岸壁近くまで先導することがあります。こちらの場合は紅白の吹流しは揚げません。当サイトでは区別してこちらを進路警戒と呼んで記載しています。

このような業務を行うため、エスコート船には本船より高速で機動的に動くことができ、スピーカーやVHFで他船と連絡をとれ、非常時には消防設備を使って消火活動を行うことができることが求められます。この機能部分をより強化したタグボートも近年多く就航しています。

エスコート船と本船の距離